そらい研究室

関心のある物事について、少し深堀りして解説しています。

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オリジナルゲームのアイディアを企画するコツ

ゲームを「企画」することについて

オリジナルのゲームを作りたいという思いのある人は、
「企画」にもチャレンジしてみるといいだろう。

企画とは、ゲームとしての遊び、キャラクター、世界観などのイメージを考えること。
そのゲームにどんな面白さがあるのか、どういうキャラクターや世界観が登場するのかについて考えていく。

ここでは、ゲームとしての「遊び」を考えるための方法を紹介していくので、ぜひ参考にゲームのアイディアを考えてみてほしい。

ゲームとは「体験」を作ること

ゲームとは、「ユーザーに何かを体験させて、その体験を通して面白さを感じてもらう」もの。

ユーザーはゲームをプレイして、自己ベストの更新を目指したり、 他社との競争に勝とうとしたり、遠くにあるゴールに到着できるように根気強く取り組んでいく。また、最近は、キャラクターや世界観の魅力を楽しむタイプのものもある。

ゲームクリエイターを目指す人(以前の私やゲームクリエイター志望の同級生もそうだったが...)はたいていキャラクターや世界観、ストーリー等からゲームを作ろうとする。

しかし、「どんな体験をユーザーにさせたいか」という視点でゲームのアイディアを考えていくほうが、ゲームが作りやすい。

ゲームは体験の種類から考える

「体験の種類」を書き並べてみるのでゲーム作りの参考にしてほしい。既存のゲームをイメージしてしまうと、オリジナルのゲームが作りにくくなるので、ここではあえて、スポーツ、生活のなかで見られる似た体験を添えておく。

自己ベストを更新するゲーム

  • 攻撃をして対象物を遠くまで飛ばす(砲丸投げ

  • 長く生き残る(シャトルラン)

  • 同じ道を早くゴールする (50m走)

  • 一定期間の中でより多くのポイントを稼ぐ(貯金)

  • 弾をあててポイントを稼ぐ(射的)

競争するゲーム

  • 誰よりも早くゴールにたどり着く(競争)

  • 誰よりも多くボタンを連打する(連打)

  • 誰よりも長く生き残る(大縄跳び)

  • 敵に攻撃して全員倒す(ドッチボール)

遠くにあるゴールに到着するゲーム

  • 戦略的にゴールを目指して進んでいく(山登り)

  • ステージギミックを使ってゴールする(パズル)

  • 画面に埋め尽くされた敵の弾をよけて進んでいく(糸通し)

キャラクターや世界観の魅力を楽しむゲーム

  • キャラクターに会いに行く(テーマパーク)

  • 世界観を体感する(散歩)

ゲームアイディアの出し方

  • 数を増やしてみる

  • 数を減らしてみる

  • 反対のことを考える

  • 3つ対になるものを考える

  • 特徴を強調する

  • 一部分を強調する

  • 一部分を置き換えてみる

  • 関連することを考える

  • 誰かが喜ぶものを考える

  • 自分にとって嬉しいものを考える

  • 思わずクスリと笑えることを考える

  • 理想をかたちにする

  • 他の人の話に乗っかってみる

  • 流行りものを参考にする

適切な難易度にすると、ゲームは面白くなる

ゲームを面白くするのに必要なのは、「適切な難易度にする」こと。 簡単すぎるゲームは時間、アイテム、ライフ、攻撃力などに制約を設けるとよい。 あるいは敵を強くしたり、移動できる範囲を狭くするのもよいだろう。

その逆に、難しすぎるゲームは勝てる方法を用意しておくとよい。
たいていのゲームには強敵と戦う前にはレベルを上げられるステージが用意されているし、 死にげーといわれるゲームにも、有利に戦える方法が用意されている。