オリジナルゲームのアイディアを企画するコツ
ゲームを「企画」することについて
オリジナルのゲームを作りたいという思いのある人は、
「企画」にもチャレンジしてみるといいだろう。
企画とは、ゲームとしての遊び、キャラクター、世界観などのイメージを考えること。
そのゲームにどんな面白さがあるのか、どういうキャラクターや世界観が登場するのかについて考えていく。
ここでは、ゲームとしての「遊び」を考えるための方法を紹介していくので、ぜひ参考にゲームのアイディアを考えてみてほしい。
ゲームとは「体験」を作ること
ゲームとは、「ユーザーに何かを体験させて、その体験を通して面白さを感じてもらう」もの。
ユーザーはゲームをプレイして、自己ベストの更新を目指したり、 他社との競争に勝とうとしたり、遠くにあるゴールに到着できるように根気強く取り組んでいく。また、最近は、キャラクターや世界観の魅力を楽しむタイプのものもある。
ゲームクリエイターを目指す人(以前の私やゲームクリエイター志望の同級生もそうだったが...)はたいていキャラクターや世界観、ストーリー等からゲームを作ろうとする。
しかし、「どんな体験をユーザーにさせたいか」という視点でゲームのアイディアを考えていくほうが、ゲームが作りやすい。
ゲームは体験の種類から考える
「体験の種類」を書き並べてみるのでゲーム作りの参考にしてほしい。既存のゲームをイメージしてしまうと、オリジナルのゲームが作りにくくなるので、ここではあえて、スポーツ、生活のなかで見られる似た体験を添えておく。
自己ベストを更新するゲーム
競争するゲーム
誰よりも早くゴールにたどり着く(競争)
誰よりも多くボタンを連打する(連打)
誰よりも長く生き残る(大縄跳び)
敵に攻撃して全員倒す(ドッチボール)
遠くにあるゴールに到着するゲーム
戦略的にゴールを目指して進んでいく(山登り)
ステージギミックを使ってゴールする(パズル)
画面に埋め尽くされた敵の弾をよけて進んでいく(糸通し)
キャラクターや世界観の魅力を楽しむゲーム
キャラクターに会いに行く(テーマパーク)
世界観を体感する(散歩)
ゲームアイディアの出し方
数を増やしてみる
数を減らしてみる
反対のことを考える
3つ対になるものを考える
特徴を強調する
一部分を強調する
一部分を置き換えてみる
関連することを考える
誰かが喜ぶものを考える
自分にとって嬉しいものを考える
思わずクスリと笑えることを考える
理想をかたちにする
他の人の話に乗っかってみる
流行りものを参考にする
適切な難易度にすると、ゲームは面白くなる
ゲームを面白くするのに必要なのは、「適切な難易度にする」こと。 簡単すぎるゲームは時間、アイテム、ライフ、攻撃力などに制約を設けるとよい。 あるいは敵を強くしたり、移動できる範囲を狭くするのもよいだろう。
その逆に、難しすぎるゲームは勝てる方法を用意しておくとよい。
たいていのゲームには強敵と戦う前にはレベルを上げられるステージが用意されているし、
死にげーといわれるゲームにも、有利に戦える方法が用意されている。