Unity初心者向け2Dゲーム制作講座
Unity初心者から脱するための基礎知識と技術について解説します。自分で2Dゲームを作れるようになりたい方は、ぜひ読んでください。
想定している読者像としては、「Unityをインストールはすでに済んでいて、インターネット上にあるチュートリアルによるゲーム作りをやってみたものの、初心者から一歩抜き出ることができなくて困っている」というような方です。
この記事を書いている私は、空井 翔(そらい かける)といいます。ゲーム会社でクリエイティブ職(ゲームプランナー)として、働いた経験があります。スマホゲームタイトルやPS4タイトルの開発に携わった経験があり、ゲームの開発技術、プログラミングについては詳しいです。
準備をする
Unityのインストール
もしUnityのインストールがまだの方は、Unity公式のダウンロードページからUnityをダウンロードしてください。Unityを使う準備ができている方はスキップしていただいて問題ありません。
Unityの操作
Unityの操作ウィンドウや操作方法についてまとめてあります。Unityを使ったことがある方はスキップしていただいて問題ありません。
Unity初心者向け2Dゲーム制作講座、開始!
まずは、Unity初心者から脱するために、まずはC#というプログラミング言語について学びましょう。
C#はUnityで2Dゲームを作るのに必要な言語です。すでにもう勉強したことがある方は飛ばしてもかまいませんが、基礎になる部分なので「もう、知っているよ」という方も一度勉強しておくことをおすすめします。
リンク先のページでは、図を使いながら網羅的にプログラミング言語について解説しています。文量がある程度あるので、ブックマークしてゆっくり読み進めてください。
ゲームオブジェクトを動かす方法
・オブジェクトの移動と回転
・当たり判定
・インスタンス生成と削除処理
をプログラムで実装しましょう。
キー入力やマウスクリック、スマホタップの判定をする
キーボードやマウスでの入力を実装するためのコードをご紹介します。
ゲーム制作でよく使うUIの実装方法
UIっていうのはゲーム画面に表示する「パーツ」みたいなものです。ゲームをする方なら、必ず目にしていると思います。
音楽や効果音(SE)の再生
音楽や効果音も、ゲームを面白くする要素の一つなので、ぜひ組み込んでみましょう。BGMもそうだけど、SEを組み込んだら臨場感が出てきて、ゲームがリアルになりますよね。
セーブとロード、シーン遷移、別スクリプトの変数の取得
セーブデータの読み書きやシーン遷移、別スクリプト変数の取得は結構めんどくさいですので、下のページをブックマークしておいて、必要な時に読み返してコピペして使うとよいと思います。
オリジナルなゲームを考える
ここまで学んできた知識を活かせば充分ゲームが作れます。ここから先は、オリジナルのゲームを考えながらゲーム制作を進めていくと楽しいのではないかと思います。
【テクニック】キャラクターを1マスずつ移動させる
ここからはUnityでゲームを作るときに使えるテクニックを紹介します。
ファミコン時代のゼルダの伝説や、ドラゴンクエストでのキャラクターの移動のように、1マスずつ移動させる方法ですね。
結構使いそうな機能なのに、ググっても出てこなかったからコードを組んでみました。初期の頃のポケモンもこんな感じだった気がします。
【テクニック】二次元配列でステージマップを作る
ステージマップを作るために、オブジェクトを1マス1マス並べるのってめんどくさいなと思って、配列を利用して作れるようにしてみました。
この方法だと狙い通りの位置に簡単にオブジェクトを設置できますね。
【テクニック】RPGゲームのステータスを列挙型(enum)で作る
キャラクターの状態異常やキャラクターの職業別パラメータみたいに、複数のパラメータをまとめて一つの変数で管理できるのが「列挙型変数」。RPGゲームを作るときに、使える技術です。
ポケモンやドラクエもこういう感じで作られてきたのかなと思うと、わくわくしますね。
【テクニック】ルーレットのように指定範囲での値を繰り返す
ただのインクリメントだと、どんどん数が大きくなっていってしまうけれど、「++(インクリメント)での加算」と「余りの数」と「配列」を組み合わせることで、自分の決めた範囲内での数値を繰り返せるんです。
アクションゲームだと、敵ボスが攻撃するたびに攻撃の種類を変えたりすることがありますよね。そういうときにも使えるんじゃないかなと思います。
【おまけ】Unityで作れるゲームについて
スマホで遊べる2Dミニゲームから、プロの作るような3DCGのハイエンドゲームまで何でも作れます。
個人制作でUnityを使ってゲームを作っている人も多いですが、ポケモンGOやどうぶつの森、原神、マリオ、ドラクエ・・・などメジャーなタイトルもUnityで作られています。
【おまけ】Unityを学べる本について
この講座で学んだ方も、Unityについての本は手元に持っておいて損はないかなと思います。リンク先のページでは、Unity初心者の方におすすめの教本を2冊ほどご紹介しています。
講座では、「ゲームを作ってみたい入門者の人」がゲームを作るのに必要なプログラム言語やUnityを扱うための知識を身に着けて、ジャンルを問わずいろいろなゲーム作りにチャレンジできるようになるところを目標に解説しています。
ソースコード、文面等はゲーム制作の参考にしていただくのはかまいませんが、あくまで個人での学習目的でご利用ください。
法人又は教室等でこのサイトを利用される場合は、@kakeru_soraiにDMでご連絡ください。